生まれ育った和歌山で太極拳の講師を務めるそうがわまさこ先生。心と身体と魂をつなぐ、生きた美とは。

自然豊かな和歌山で、太極拳の講師を務めるそうがわまさこ(寒川雅子)先生。身体の芯を土台として作っていくことで、何歳になっても生き生きと、美しく幸せに生きてほしい。それがきっと、平和で穏やかな世の中に繋がっていくから、と話すまさこ先生に、太極拳の魅力から真髄までたっぷりと語り尽くしていただきました!


太極拳を始めたきっかけは?

昔バレーボールをしていて、怪我なんかもあって身体がガタガタだったんですね。そんなとき、太極拳の大会で世界一の選手を見て、こんな世界があるんだって知りました。そのとき、すごく、美しいな、って思ったんです。それがきっかけでレッスンに通いながら勉強をして資格もとりました。太極拳を始めて今年で30年になるんです。


太極拳を教えるにあたって、意識していることは?

身体の芯づくりですね。太極拳っていうと中国の公園でおじいちゃんおばあちゃんが中腰でポーズをとっている光景なんか想像されると思うんですけど、健康のために足腰を鍛えているっていう見方はあまり好きではないんです。健康のためって、ネガティブなイメージがあって。だってわくわくしないじゃないですか。最低限、しとかなくてはいけない、という感じで。本来身体を楽しく動かすことって、自然とやりたくなることだと思うんですね。太極拳は体幹を鍛えますから、身体の中心軸を意識して使っていくことで、心にもいい影響を与えられるんです。精神的にしんどいときでも、身体の中心に意識を向けるとやはり助けになってくれますね。


講師をしていてやりがいを感じることは?

個人の身体の癖や使い方にフォーカスしてアプローチすると、やはり変わってくるんです。同じことでも何度か説明して練習を積み重ねていると、腑に落ちる瞬間、というのがあるんですね。その時のお顔を見るのがとても楽しいんです。さらに、大会などにチャレンジして乗り越えられたときに輝く目は、生き生きとしていて美しいです。私のレッスンに通ってよかったと言っていただけるのもとても嬉しいですね。


レッスンすることで身体は変わるものですか?

一人ひとり、身体に偏りはあるんですけれど、その方の状態の中でベストを探ることも大切にしています。無理やり矯正することが必ずしもベストではないと思っていて。顔ひとつとってもアンバランスなのが魅力的だったりしますよね。歳を重ねるとシワだって増えるし若い頃の美しさと比べてどうしても劣っていると感じてしまいます。でも、私は昔の美しさではなくて、これからの美しさに目を向けられたら幸せなんじゃないかなって思うんです。身体の変化とはいい友人として付き合っていけたらいいんじゃないでしょうか。


太極拳は年齢問わずに鍛錬できそうですね。

大会にも出場されている70代の女性がいらっしゃったんですけれど、キャリーケースを運んでいたときにつまづいて転けそうになったんです。でもね、バランスをとって倒れなかったんですよ。体幹がしっかりしているってすごいなと思いましたね。


まさこ先生にとって太極拳とは。

東洋的な考え方ではあるんですけど、全体で見ることですね。西洋医学だと身体のここが悪いからここを治す、というパーツで白か黒か決めてしまうことが多いと思うんですけど、身体全体で見たときって、グレーゾーンがほとんどだと思うんです。病気だって相関関係の中でそれぞれの役割を担っているといいますか。

だからこそ私は心と身体と魂は繋がっていると考えていますし、身体を通して宇宙と繋がるといった世界観が腑に落ちるんです。


まさこ先生にとって美とは。

美とはシンプルに生き生きしていることだと思います。そして、生き生きしている状態っていうのは幸せな状態だと思うんですけど、自分を幸せにするのは結局自分なんです。だから、幸せに生きるんは根性やで、って書きました。手を伸ばしてくれないと引っ張れない。だから手を伸ばす勇気と根性だけは持っていてほしいという願いを込めています。


今後の活動について。

一人ひとりに真摯に向き合って、その方に効果的なパーソナルトレーニングをさせていただくような、本気のストレッチングに重点を置いていきたいです。マインドフルネスを重要視していますから、心と身体にしっかりとアプローチしていきたいですね。


寒川 雅子(そうがわ まさこ)プロフィール

和歌山武術太極拳研究会 主宰

和歌山県武術太極拳連盟 副理事長

日本武術太極拳連盟 講師

マインドフルネス研究所 代表


レッスン内容 

美への太極拳

歩き方の意識

マインドフルネス、本気のストレッチング(少人数レッスン)


これまでの活動

太極拳をメインに身体と心と魂(精神)のつながりを体感できるメソッドを追求。

同時に動きの美しさを追求し、プロの音楽家、書家、ダンサー等とのコラボも行い、奈良県天河神社での奉納演舞も行う。

共演者

インド楽器シタール奏者 ヨシダダイキチ

書家 杉下 聖巖

ベリーダンサー 月下踊姫代表 MIKA

二胡奏者

いのちの講演家 岩崎 順子


お問い合わせ

Tel: 090-6977-6590

Email: veygio8280@yahoo.co.jp



そうがわ まさこ オフィシャルサイト

和歌山市の個別指導学習塾 CIC数学舎・作文教室

CIC数学舎・作文教室は、完全個別指導の、考える力を養う学習塾です。中学受験、高校受験、大学受験対応。小中学生は国語・数学・英語・理科・社会、高校生は数学・国語に対応しています。小中学生対象の作文教室では、全ての教科の基礎となる国語力が身に付きます。

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