ボイトレ&ゴスペルを習うなら!ハートフルな歌唱指導で生徒を育てる長谷川繁先生が語る、歌うことの原点とは

ゴスペルの指導をメインに、個人やグループ、ミュージカルなど様々なコミュニティで歌の先生として活動されている、長谷川繁さん。しげさんの愛称で親しまれ、指導を受けた生徒はスキルの上達はもちろん、心も少しあったかい気持ちになれる、そんなハートフルなクラスを複数展開しています。そんなしげさん流歌唱指導の極意に迫るべく、さまざまな角度からインタビューをしました。

歌に出会ったきっかけは?

母が歌好きで、子守唄を毎日歌っていたそうです。母が流していたJPOP音楽も聞いて覚えていて、CHAGE&ASKAを歌う3歳児でした。初めて作曲したのは5歳の時。兄と2人で、「男の子は泣いちゃいけないんだ」という、男の慰めの歌を作りました。
祖父の家にはカラオケルームがあって、親戚と集まった時はカラオケ大会が繰り広げられ、母が天城越えを歌ったり、僕が従姉妹と一緒に男と女のラブゲームを歌ったりして盛り上がりました。
高校生の時は合唱部に入っていて、歌うことはずっと好きでしたね。一軒家だったのもあって、家族全員各々の部屋で熱唱するくらい、歌が生活の中に溶け込んでいる家庭でした。

歌の先生になったきっかけは?

大学生の時は合唱の指揮者になりたいなと思っていたのですが、それではなかなか食べていけないとも思っていました。そんな中、大学卒業と同時にゴスペルのグループを作ってボイトレの指導をするようになりました。もともと教えるのは好きで、小学生の時からテスト前になると友達に勉強を教えていましたし、大学時代も家庭教師や塾講師をしていました。
歌は大好きでしたが歌手になる自信はそもそもなくて、最初から歌の先生になりたいと思っていました。歌手を目指して先生に転向する人が多い業界で、最初から歌の先生になることを目指していたからこそ、教えることに関して極められたのだと思っています。
大学卒業後に1年くらいゴスペル活動をして、大阪のゴスペルの大会で優勝したことがあって。それを見てくださった方が僕の師匠です。24歳から3年間住み込みで師匠の元でイベントなどのお手伝いをしながら経験を積みました。最後はニューヨークに 3ヶ月住んで生の音楽に触れることができて、それは貴重な経験でしたね。

集団レッスンで目指しているものはありますか?

生徒がどのレベル、どの段階でも成長できるレッスンにしたいと思っています。シンプルにみんなをHappyにすることは心がけていて。それも、一緒に歌った時間を通して、自分と一緒にいない時間にふと、Happyを感じてもらえればいいなっていつも思っています。歌の言葉に勇気づけられたり、挫けそうな時に歌が励ましてくれたり。そんなきっかけになったらいいなって。
あと、多様性は意識しています。いろんな人がいるこの社会で、自分の発した言葉が唯一の答えではないということ。他の考えもあるし解決方法もある。その中で僕はこのアプローチを提案する。そういうスタンスですね。自分と違う考えの人が同じ場にいられる空間を作れるように意識しています。

個人レッスンで目指しているものはありますか?

ちょっとできないことをさせる、です。個人レッスンではなるべくパーソナルトレーナーのようにありたいと思っています。集団では見られない細かい部分を見て、その人だけでは辿り着けない境地に連れて行ってあげたいって思うんです。今って、Youtubeとかを見て、やろうと思えば自分でいくらでも勉強できる時代です。でも、インタラクティブだからできることも絶対にあって。
例えば高い音を出すことが一つの目標だったとして、それを達成するためのアプローチって、複数あります。筋肉を使う方向で頑張るのか、逆に余計な筋肉を使わずリラックスして歌うのか、そもそも高い音を出そう、と気にするのをやめるのか。それを、生徒さんのその時の状態に合わせて、その人にとって分かりやすい言葉、方法で指導しています。歌唱指導のプロとして、知識や技術はもちろん、ホスピタリティも大切に、日々のレッスンに心を込めています。

どうやったら歌が上手になれますか?

まずはいっぱい歌うことですかね。そして、何より大切なのは上手く歌いたいって思い続けること。そうすればそれに伴った行動が自然にできてくると思います。

しげさんの夢はありますか?

日本の幸福度を上げることです。日本人って、物理的には満たされているのに、幸福度がすごく低いなって感じるんです。嬉しいとか楽しいとかいう瞬間が見えなくなっているというか。星は同じ数だけあるのに、街の明かりが明るすぎて見えないように。だからこそ、隠れている幸せや光を照らしたいんです。考え方が変わるだけで見え方が変わって、生きやすくなるんじゃないかなって。やっぱり、出会った人をHappyにしたいという心意気は根底にあるんですよね。そう思えるからこそ、幸せを照らし出す役割を担いたいなと思っています。
それと、ボタンのかけ違いで交われない人同士の橋渡しになって、その人たちに仲良くなってもらいたいとも思っています。例えば、クリスチャンとノンクリスチャンとか。僕はゴスペルの先生なのでクリスチャンとノンクリスチャンの友人どちらもたくさんいますが、「お互い知らないからの怖さがあるだけで、交われていないのでは?」と思うことが度々あります。そんな人達が一歩外の世界で出会うきっかけを作る人でありたいなと。だから僕はノンクリスチャンですが、教会にも行って聖書の勉強をしたり、交流の機会になればなとゴスペルイベントを主催したりしています。

今後のビジョンはありますか?

今36歳なんですけど、40歳までに本物になりたいなと思っています。20代でゴスペルの指導を始めて、若さを武器にできていたところも多少はあります。その若さがなくなった時に認めてもらえる人でありたいなと。だから、超一流になりたいんです。そして、みんなの自慢の先生でありたい。自分自身、貪欲にアップデートし続けたいなと思っていて、それができたら本物になれる気がしています。


☆長谷川繁プロフィール☆

GGB Gospel Sound 講師、子どもミュージカルSKY 顧問、カラオケ大学元教授、埼玉県立松伏高校ミュージカルコース非常勤講師
ゴスペル、コーラスなど10チーム以上に常時指導、個人レッスン生徒も趣味の社会人から、声優、役者、プロシンガーまで幅広く輩出している。延べ生徒数は2000人以上。
 
2009年にスポーツニッポン主催”Gospel Awards2009”に出場し、自身が指導するチームで最優秀賞を受賞、その活躍がスポーツニッポン紙面でも紹介される。
2013年に単身NYに音楽留学、複数のボイストレーニングメソッドを習得するほか、ブルックリンの教会にも独自のコネクションを持つ。
2017年には秋篠宮妃紀子さま、次女佳子さまの御前で歌を披露。
2018年にニューヨークゴスペルツアーを共同主催、日本の生徒達約40人とともにNYの教会を演奏でまわり、現地で好評を博す。
2020年にオンラインゴスペルイベントを主催、互いの映像作品をWEB上で発表し合い、オンライン投票、オンラインインタビューを実施するなど、デジタルとアナログの融合を目指す。

ゴスペル指導以外でも複数のミュージカル作品、また日本航空「空飛ぶ合唱団」の歌唱指導を務め、現在は日本各地で歌唱指導、芸術鑑賞会等への出演、ソロシンガー、ゴスペルの作曲家としても活動中。

整体師の資格を有し、2021年に整体やヨガ・体幹トレーニングとボイトレを組み合わせた書籍【おうちでカンタン 「整体×ボイトレ」で声が大きくなる方法 】(ドレミ楽譜出版社)を出版。amazonランキングで1位を獲得。


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和歌山市の個別指導学習塾 CIC数学舎・作文教室

CIC数学舎・作文教室は、完全個別指導の、考える力を養う学習塾です。中学受験、高校受験、大学受験対応。小中学生は国語・数学・英語・理科・社会、高校生は数学・国語に対応しています。小中学生対象の作文教室では、全ての教科の基礎となる国語力が身に付きます。

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